野良猫出身のとら吉とまだら、外で暮らしていた時と比べると、車や野良同士の喧嘩などの心配がなくなり、今の暮らしの方が圧倒的に危険が少なく安心して過ごすことが出来ていると思います。
しかし、行動範囲は狭くなり、どうしても寝る時間が多くなります。外に比べて変化の少ない室内では、刺激が少なく、猫も退屈してしまいます。
運動不足は、肥満やストレスにつながり、肥満やストレスは病気になるリスクを高める要因です。
また、避妊手術をした猫というのはホルモンバランスが崩れ太りやすい傾向にあるので、健康で長生きする為には適度な運動は必要不可欠です。
今回は、我が家で実践している運動不足を解消する方法を紹介したいと思います。
太りやすい家猫のために…運動不足解消の方法。
用意したもの
- キャットタワー
- おもちゃ
- 部屋の開放
運動不足解消のためには高さのあるキャットタワーがおすすめ!
猫は、高いところが好きです。
高い場所で獲物を待ち伏せしていたり、敵に対して優位を保っているとも考えられています。
我が家のまだらもキャットタワーの一番上がお気に入りです。私たちは敵ではありませんが、間違いなく優位を保っているような風格でこちらを見下ろしています。
猫は高い場所を好むと同時に上下運動を好みます。
キャットタワーやキャットウォークを設置してあげれば上下運動ができ、空間を立体的に楽しめるようになるので喜んで登ってくれると思います。
家具の配置を工夫して昇り降り出来るようにすることも可能ですが、爪で傷をつけてしまうこともあるのでその点では注意が必要です。
我が家には家具といった部類のものがほとんどないので、キャットタワーを購入しました。突っ張りタイプや据え置きなど、色々な種類のものが販売されていますが、私たちが選んだポイントはこちらです。
- ある程度の高さがある
- 安定感がある
- 2匹入れるサイズの部屋が付いている
- 爪とぎがある
- 手ごろな値段である
高さとしては、1mくらいのものから、天井の高さまでの突っ張りタイプまで様々ありますが、人間よりも高い場所から見下ろすくらいが猫たちにとって楽しいのかなという考えがあったので、ある程度の高さ(170㎝以上)のものを探していました。
安定感という点で重視したことは、猫2匹が駆け上ってもぐらつかないかということです。
高い場所でも安心して過ごせなければ意味がありません。万が一倒れてしまうなんてことがあっては怪我する危険が大いにあります。
2匹が安心して昇り降りできるスペースがあるかどうかも重要視したところです。
爪とぎに関しては、他にも段ボールタイプのものを用意していますが、それだけでは足りないのかなと感じていたので、キャットタワーに付いているものを探していました。
値段は、高いものは物凄く高いので、色々な商品を比較して選ぶまでにかなり時間はかかりました。
我が家で購入したのはこちらの商品です。
突っ張り棒のない据え置きタイプなのですが、ステップが30㎝以内でシニア猫やぽっちゃり猫にも安心の高さ設計になっています。
一番下の土台が大きくしっかりしていて、ステップの幅も広いので、2匹で使っても問題なく、勢いよく駆け上がっても安定感があります。
真ん中に2匹入れるサイズの部屋があり、仲良く使ってくれることを期待していたのですが、残念ながら今まで使っているところを見たことがありません…。
キャットタワーの設置場所はどこがいい?
キャットタワーは大きな猫用家具なので、置き場所には悩むところです。使ってくれなければ購入した意味がありませんし、人間の生活の邪魔になるところは避けたいところです。
置き場所として一番おすすめなのは窓際です。我が家では出窓に登るためのステップとしてキャットタワーを設置しています。
家猫にとって窓というのは、外の景色はもちろん、よその猫や鳥など、興味を惹くものを見ることができ、退屈することなく時間を過ごすことが出来る大切な場所です。
また、晴れた日には、日向ぼっこをしながら寛ぐことが出来る最高の場所になります。
それ以外の場所に設置するのであれば、壁側や家具の隣など、壁に面している場所が安定できるのでおすすめです。
家具の隣は、キャットタワーを利用しながら家具への移動も出来るので楽しさが増すと思います。
また、リビングなどの家族が集まる場所に設置するのもいい方法です。
その猫によって、好みの場所があると思いますし、部屋自体のスペースも必要になりますので、空間を十分確保した上で猫にとっての快適な場所を探してあげて下さい。
運動不足解消に、おもちゃを複数用意しよう!
猫じゃらしなどのおもちゃで遊んであげることも、いい運動不足解消になります。
我が家では今まで色々なおもちゃを用意してきました。
ですが、飽き性もあってか、だんだん食いつきが悪くなってくるのです。
いくつか種類を用意して、猫にとっての「今のお気に入りのおもちゃ」を選んで遊んであげることによって、喜んで飛びついてきてくれると思います。
一緒に遊んであげることは、より信頼関係を築くことにも繋がるのでおすすめです。
- 猫じゃらし系
- トンネル
- ボール
一般的な猫じゃらしのおもちゃ。似たような商品は百円ショップでも購入出来ます。
物陰に隠しながら遊んであげると、堪らなくなって飛びついてきます。
光線を動かしてじゃれさせるおもちゃです。
光を動く虫に見立てて動かしてあげると飛びついてきます。
電動の猫じゃらし。速度も調整出来るので遊び相手が出来ない時におすすめです。(人間のじゃらし方には適わないようで、ある程度遊ぶとつまらなくなってしまうようです…)
トンネル。こちらはボールなどがセットになっているようですが、トンネルとその他のおもちゃを組み合わせることによって、食いつき方がかなり変わるのでおすすめです。
その他にもいろいろ買ってみましたが、一番利用してくれているのはトンネルです!
猫ふたりで遊んでいる時も、遠くからザシューっとトンネルに飛び込んで追いかけっこをしているようなので大活躍していますし、おもちゃで遊んであげる時にもあるのとないのとでは食いつき方が全然違います。
その他で、最近のお気に入りは、スーパーボールです。
以前にもまだらのボール遊びについてブログで紹介しましたが、自分で咥えて転がして、さらにドリブルしながら部屋中、廊下中を走り回っています。
最近はとら吉も真似て遊んでいるようなので、今のところ一番のお気に入りの遊び道具になっているようです。
多頭飼い、そうじゃなくても部屋の扉を開放せよ。
キャットタワーを置いてある部屋だけでなく、部屋の扉を開放することで、より長い距離を走り回ることが出来ます。
広さよりも高低差を好む猫ですが、興奮状態になった猫たちは、キャットタワーのある部屋(猫部屋)だけでは物足りません。
我が家では(家が狭いということもありますが)、お風呂場から廊下を走り抜け、猫部屋にあるキャットタワーの頂上まで一気に駆け上がっています。
これをふたりで追いかけっこをしながら走り回っているのでかなりの運動量になっていると思います。
とら吉なんて、息を切らして鼻息をフーフーさせながら走り回っています(鼻炎で鼻の通りが悪いということもありますが)。
猫は「群れで行動しない」とよく言われますが、猫の相性によっては一緒に過ごすことが出来た方がメリットも多いように感じます。
一緒に遊べますし、お互いに刺激になります。
ただし、ひとりで過ごしたい時ももちろんあると思うので、それぞれが落ち着いて過ごせる空間というのも用意しておくことが必要です。
今回は猫たちが運動不足を解消して、健康的に暮らしていくための方法を紹介させていただきました。
いつか持ち家を購入出来た際には、キャットウォークもDIYしてあげたいなと妄想を膨らませています。
猫たちを飽きさせないように、試行錯誤しながらより良い「猫との暮らし」をこれからも楽しんでいきたいと思います。
避妊手術をしている猫は太りやすい傾向にあります。
運動不足を解消してあげることが一番の方法ではありますが、ごはん選びも気を付けたいところです。
今後、ごはん選びで気にかけていることなども紹介していけたらなと思っています。どうぞお楽しみに。
おしまい。
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