
とら吉(推定4歳)とまだら(2歳半)は野良猫出身です。2年前まで実家の近所で外の暮らしをしていました。
そして現在は私たちの家族の一員として一緒に暮らしています。
野良猫を迎える場合、猫の年齢やどういった環境で育ったかによって、または、その猫の性格などから家猫の暮らしに慣れるまでの時間がかなり大きく違ってくるように思います。
「家庭内野良猫」という言葉があるように、家猫になっても人に懐かないままでいる猫もいるようです。
今回は、この2年間を振り返って、「猫たちの態度や行動の変化」や「家と私たちに慣れてもらうために実践していった方法」を紹介していきたいと思います。
野良猫時代の話はこちら☞ 家猫になるまで
連れて来てすぐの話はこちらで詳しく書いています☟

現在の猫たちの様子はこんな感じです。
人間と同じ空間でもリラックス出来るようになってきた

ここ1年くらいの間で、猫部屋以外の空間でも落ち着いて過ごせるようになりました。
さらにとら吉は、ここ半年ぐらいで人間の椅子を占領してくるまでに。
最近は、ちょっと席を立った隙をみて奪い取るようにまでなってきました。
私たちのそばにいたいのか、近くにいれば撫でてもらえると理解したのか、どちらにせよこちらとしては嬉しい変化です。
まだらは、まだ完全には慣れていないのですが、とら吉がいる時は、一緒に人間の椅子に座ってくつろげるようになってきました。
同じ空間で過ごしたい…こうやって猫たちに慣れてもらった!

始めの半年くらいは猫たちの行動範囲は6畳の猫部屋だけでした。
そのせいか、部屋のドアを開ける度に警戒する癖が付いてしまいました。
そこで、ドアを開けっぱなしにすることで徐々に私たちの気配にも慣れていってもらうことにしました。
しかし月日が経っても、何かある度にすぐ猫部屋に逃げ込むというのが習慣化してしまいました。
今度は猫部屋はあえて閉め切って、猫たちは他の部屋で過ごすということを徐々に慣らしていくようにしました。
慣れない空間、場所というのは、「ここに居ていいのか、この部屋に入ったら怒られてしまうんではないか…」と、こちらの反応を見ながら猫たちなりに考えて行動しているように感じられるのです。
慣れてくると、自分から他の部屋に行けるようになるので、その時は「居ていいんだよ」と話しかけて、そっと見守るようにしていきました。
そんなことを繰り返しているうちに、私たちと一緒の空間で過ごすということにも次第に慣れていくことが出来ました。

とら吉は私たちと一緒にいるのに、まだらは隣の猫部屋の出窓で寂しそうにしていることが多々あります。
というのも、気になって見に行くと、鳴いてすぐすり寄ってきたり、撫でて欲しいアピールをしたりするのです。
それはきっと、私たちのいる空間に自分から入っていくということに慣れていないのではないかと思うのです。(特に、注目されてしまうと入りにくくなってしまうようです。)
別の部屋にひとりでいる時のまだらは、本当に「ひとりでいたい気分」の時もあれば、実は「来てもらうのを待っている」時もあるように思うのです。
猫も人間と同じで、気持ちと行動が一致していないことがよくあるように思います。
最近は少しずつですが、入って来れるようになってきました。遠慮せずにもっとグイグイ来れるようになってほしいものです。
夜も、同じ空間で眠れるようになった

1年目は、猫部屋の寝床でしか寝ることが出来ませんでした。
半年くらいで他の部屋にも自由に行けるように開放しましたが、私たち人間と同じ空間(部屋)で眠ることが出来るようになったのは1年以上経ってからです。
同じ空間で寝たい…こうやって猫たちに慣れてもらった!
先ほども書いたように、「猫部屋を開放したこと」、「猫部屋以外で過ごす時間を増やしたこと」も同じ空間で寝ることが出来た理由ではありますが、その他にしていたことがあります。
それは、「猫部屋で寝ている猫たちの横で添い寝する」という方法です。
まずは私たちの近くで寝ることに慣れてもらうということから始めました。
緊張して始めは離れてしまったりが続いたのですが、何度も繰り返すうちに慣れてくれました。
それでもまだ猫部屋以外の部屋で寝てくれることはなかったので、今度は「寝ている猫たちを寝床ごと移動してしまう」という方法を試しました。
箱型の寝床だったので、周りが囲われていることで安心感があり、繰り返すうちに比較的早く他の部屋でも寝てくれるようになっていきました。

希望としては、「同じ布団で寝たい」です。何度かチャレンジしていますが、布団の中はどうにも緊張してしまうようです。
でもただ慣れていないだけなような気がするのです。そう思う理由もあって、布団から出ていった後の猫たちの行動や鳴き方が、まんざらでもないように聞こえるのです。
最近は布団の上でなら寝てくれることが増えてきました。(といっても、私たちが寝る時には移動してしまうのですが…。)
まずは、布団の上に慣れてもらって、そこで添い寝するところから始めてみようと思います。
振り返ってみて

2年間毎日過ごしていると、徐々に変化している過程に気づかないまま、いつの間にかそうなっていたということが今思えば沢山あったんだなと感じます。
ですが、もっとこうなってほしいという私たちの願望もあり、試行錯誤しながら改善していったからこそ、ここまで変化出来たのかなとも思うのです。
猫たちに少しでも早く慣れてもらうために実践していった方法、今回だけでは紹介しきれなかったので、次回もまたつづきます。
おしまい。
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