我が家のグルメ女王、まだらさんです。
以前にごはんの飽き性を解決した話を紹介したのですが、ここ最近、またまだらさんの飽き性が再発していて困っています。
以前紹介した話はこちら☟
初めは喜んで食べてくれるのです。
ですが、数日、数週間すると食いつきが悪くなってきて、残すようになってしまいます。
それが最近になってますます飽き加減が酷くなってきているように感じて、このままではいけないなと。
あーじゃないこーじゃないと試行錯誤して、今現在「もしかしたら解決出来たかも!」という状態で継続出来ているので、今回はそんなこんなを紹介させていただきます。
愛猫のごはんの飽き性をどうにかしたい…
フードジプシーから抜け出したい
フードジプシーとは
フードジプシーとは、直訳すると「食べ物の放浪者」。ジプシーという言葉には、放浪者、移動しながら生活をする民族、渡り歩く者、などの意味があります。
愛猫のために色々なフードを試し続けて、一つのフードに決められない状態のことを指します。
我が家の「フードジプシー問題」
良質なごはんを食べさせたい。愛猫が喜ぶごはんを食べさせたい。
でも、好んで食べてくれるのは、添加物たっぷりのものだったり…。
飽きたら別のフードへ、こっちのメーカーの方がいいかな、体重が気になるから低脂肪のフードがいいかな…。
悩んだらきりがないのですが、食べてくれなければ意味がありません。
新しいフードにすると物凄く喜んで食べてくれるのです。ガツガツ食べてくれるのです。
ですが、だんだんと食いつきが悪くなっていくのです。
だからといってその度に新しいフードに変えてしまうと、猫は「食べなければ別のフードに変えてくれる」ということを学習してしまうのです。
嗚呼、どうしたものか…。
最近の我が家のフード事情
最近は、4種類のフードをローテーションであげています。さらに週一で夜のみウェットフードをあげています。
まだらさんの食いつきをみながら、または一袋なくなったタイミングで、フードをチェンジしていくという流れです。
一方とら吉はというと、飽きという感覚がないようで、おそらく好きな度合いはさまざまなのでしょうが、なんでも残さず平らげてくれるとても親孝行猫さんなのです。
ですので、ローテーションする頻度はすべて彼女(まだら)の気分にかかっているわけなのですが、ここ数日は、ごはんのちょい残しから始まり、さらには半分近くまで残すようになってしまいました。
自分のペースで少量ずつごはんを食べる猫もいると思いますが、我が家には同居猫のとら吉がおります。
彼は常に彼女のごはんをあわよくばと目を光らせています。
そんなわけで残したごはんをそのまま置いておくことも出来ないのです。
飽き性になった原因!?きっかけは嗜好性の高いフードをあげたこと
犬と比べてフードにこだわりがある猫が多いというのはよく聞く話。
食べなくなる度に、新しいフードに変えてしまうのは良くないと思っていたので、何とかごまかしながら、少しずつ種類が増えていき、現在は4種類のフードまで増えましたが、なんとかローテーションしながらやりくりしていました。
飽き性が酷くなってきた原因は、嗜好性を重視したごはんやおやつをあげてみたのが発端だったのではないかと感じています。
基本的にはあげていないのですが、頂いたものだったり、喜んでくれるのではと試しに購入してあげてみたのです。
すると、目の色を変えて非常に喜んでくれたんですよね!
非常に喜んでくれたので、初めのうちは良かったと思っていたのですが、次第に「いつものごはん」「いつものおやつ」への反応が薄くなってしまったのです。
「またこれか…」といわんばかりの表情でこちらをチラチラ見てくるようになってしまったのです。
嗜好性の高いフードはなぜいけないのか
嗜好性を重視したものすべてに当てはまるわけではないのですが、人間が嗅いでも香りが強いと感じるものが多かったり、化学調味料が使われていることも多いのが事実です。
よくある例としては、調味料(アミノ酸等)と原材料に記載があるのを目にすることがありますよね。アミノ酸と聞くと聞こえはいいのですが、「等」という何とも曖昧な書き方…。その詳細を調べてみると、化学調味料であるグルタミン酸ナトリウムが使われていたりするのです。
「食品添加物に指定されているので安全」とも言われていますが、我々人間も素材そのものの味やうま味では物足りずにうま味調味料を添加しないと美味しいと感じられない舌になってしまっているのですよね…。
自分で気を付けようと思っていても、市販で売られているドレッシングやソース、その他ありとあらゆる食品にすでに添加されているものなので、舌が濃いうま味に慣れてしまっているのです。
それと同じことが愛猫にも起こっているのではないかと思うのです。
そんなこんなで個人的な意見になりますが、鼻や味覚が麻痺して、香りの強いもの、うま味の濃いものでないと美味しく感じなくなってきてしまったのではないかと推測しています。
嗜好性の高いフードは絶対いけないのか
嗜好性の高いフードといってもすべてに当てはまるわけではないのですが、食いつきを良くするために化学調味料が使われていることが多々あるので、フードやおやつを購入するときには原材料のチェックをして、何が使われているのかを把握する習慣をつけることが大切なのだと感じています。
化学調味料が使われていないものの中にも嗜好性が高いフードはあると思うので、初めは小袋を購入して、好んで食べてくれるか試していくというのが良いのではないでしょうか。
また、化学調味料が使われているものは絶対にダメというわけではなく、上手に利用していく方法もありだと感じています。
毎日あげるとなるとその濃い味に慣れてしまう(他のごはんを食べなくなってしまうので)注意は必要ですが、元気がない時や、食欲がない時にあげるというのはかなり有効的であると思います。
また、元気な猫ちゃんにもあげたいという場合は、たまにご褒美的にあげるくらいが丁度良いのではないでしょうか。
ごはんの飽き性を克服した方法
飽きたからといってどんどんフードを変えていくのではなく、今あるごはんを継続して食べてもらえるようになって欲しい。
喜んで食べてくれる姿を見たいし、猫たちにとってもごはんを食べる楽しみを味わってほしい。
このふたつを同時に適える方法がないものかと試行錯誤してみて、最近実践している方法があります。
食事量の1/3を嗜好性が高いフードへ
それは、食事量の1/3を嗜好性が高いフードにするというもの。
ミックスしてあげるのではなく、いつものごはんを2/3あげて、食べ終わったら嗜好性の高いごはんを1/3あげるというのを続けてみています。
また、おやつに関してもあげる頻度を見直しました。
嗜好性の高いフード、おやつといっても、やはり化学調味料には気を付けたいところなので、原材料は要チェック。
嗜好性が高く質の高いフードを全量あげていくのは飽きの心配もあり、コスト的にも継続が難しい場合がありますが、1/3の量であれば続けやすいのかなと感じています。
実践している方法
- 食事量の1/3を嗜好性の高いフードに置き換える
- ミックスしてあげるのではなく、いつものごはんを食べ終わってからでないとあげない
- 嗜好性の高いフードの中でも原材料には気を付ける
- 嗜好性の高いおやつをあげる場合も、頻度と原材料には気を付ける
「いつものごはんを食べ終われば、お気に入りのごはんがもらえる」ということを覚えてくれたことで、以前にも増していつものごはんの食いつき方までもが良くなったように思います。
また、おやつのあげ方も見直したことで、少しずつ味覚がもとに戻ってきたのではないかと感じています。
さいごに
今回紹介したこの方法は果たしていつまで継続出来るのかまだ分かりませんし、他の猫ちゃんにも効果があるのか定かではありません。
ですが、もし、フードジプシーでお困りであったり、愛猫の飽き性にお困りの飼い主さんがいらっしゃいましたらぜひ今回の方法も試してみていただきたいです。
もしかしたらあげているフードに中毒性があったことで、他のフードが物足りなく感じてしまう「グルメ猫さんに変化させてしまった」ことが原因なのかもしれません。
猫の飽き性の発端は、私たちの選択の仕方が間違っていたからなのかもしれません。
試行錯誤しながらたどり着いた今回の答え。今後覆されてしまうかもしれませんが、その都度、なぜ食べなくなったのかを考え、猫たちの気持ちに寄り添ってあげることが一番手っ取り早い解決方法なのかもしれませんね。
おしまい。
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