猫の主食となるごはん(総合栄養食)の種類というのは、国内外いろいろなメーカーから発売されています。高級志向のプレミアムフードから、ドラックストアでも見かけるような手軽に尚且つ安価に購入出来るものまでさまざまです。
おすすめランキングのサイトを見ていると、テレビのCMで見かけるメーカーや海外のメーカーなど様々なものが紹介されています。国産が安心という勝手な印象がありましたがよく調べていくと外国産も品質が高いものが多いことが分かりました。
昔は猫のごはんと言えば「猫まんま」だとか、「人間の残飯を処理させている」というようなこともあったようですが(現在もしている方はいるようですが)、猫はペットではなく家族という意識も増えてきているので、猫専用のごはんを与えているご家庭が圧倒的に増えてきているのではないでしょうか。
しかし、市販されている猫専用のごはんであっても、「これ入れる必要があるの?」と疑問に思う材料がよく使われているようにも感じています。また、原材料に書かれている見慣れない文字を見ても、それが何のために入っているのかすぐに理解するのは難しいです。
今回は、私たちが猫ごはんを選ぶときに重要視しているポイントを紹介していきたいと思います。
私達がとらまだのご飯を選ぶポイント!
- コスト面で出来るだけお財布に優しいものを選ぶ。
- 基本はドライフード(カリカリ)を、ご褒美としてウェットフードを。
- 成分・原材料について調べる!
1.コスト面で出来るだけお財布に優しいものを選ぶ。
毎日欠かさずあげることになる猫ごはん。
超高級志向の気になるごはんは山ほどあるのですが、ずっと買い続けることを考えるとなかなか手を出すことが出来ません。
原材料にこだわりたいのはもちろんですが、総合的に様々な商品を比較してみて、その中でも出来るだけお財布的に優しい価格のものを選ぶようにしています。
また、カリカリのごはんを選ぶかウェットタイプのごはんを選ぶかによってもコスト面で大きく変わってきます。
2.基本はドライフード(カリカリ)を、ご褒美としてウェットフードを。
ごはんにはドライフード(カリカリ)とウェットフード(猫缶やパウチ)があります。
我が家のとら吉とまだらはウェットフードの方が食いつきがいいです。ですが、毎日あげるとなるとお財布が厳しいので基本的にはカリカリをあげています。
ちなみに我が家では週に一度だけウェットフードをあげています。その理由は、「たまには贅沢もさせてあげたい」という思いからです。
ウェットフードの食いつきは非常にいいので、「出来れば食べさせたい…でも毎日はちょっと」という場合には、こんな感じで何日かに一回のお楽しみとして用意してあげると良いのではないでしょうか。
ここで、ドライとウェットのメリットとデメリットを紹介しておきたいと思います。
ドライフードのメリットとデメリットは?
- 総合栄養食が多い。
ドライフードの多くは総合栄養食なので、1日に必要とする栄養をバランスよく取ることが出来ます。 - ウェットフードと比べると低価格。
ドライフードはウェットフードと比べると安価に購入できるものが多いです。 - 開封後も長期保存が出来るので、扱いやすい。
水分含有量が少ないので、開封後も適切な方法で管理すればおいしさを損なわずに保存することが出来ます。 - 歯石が付きにくい。
ウェットフードと比べてフードが口腔内に残りにくいためか、歯石がつきにくいと言われています。
- 食事から水分を採れない。
水分含有量が少ないので、ドライフードを与える場合は常に水を用意しておくことが大切です。
ウェットフードのメリットとデメリットは?
- 水分を食事から楽に取ることが出来る。
ドライに比べて水分量が多いので、水をあまり飲まない猫にも水分補給を兼ねて与えることが出来ます。 - 食いつきが良い。
香りが強いので食いつきが抜群です。 - 新鮮な状態であげられる。
小分けされた密閉容器に入っているので、開封したての新鮮なものを与えることが出来ます。 - 消化しやすい。
胃腸が弱っていたり食欲のない場合、また、歯周病などでドライが噛めない猫ちゃんには、ウェットフードはドライに比べて消化しやすく食べやすいのでおすすめです。
- 開封後は保存がきかない。
残りは冷蔵庫で保存する必要があり、食べ残しも出しっぱなしに出来ないので、処分するしかありません。 - ドライフードに比べて1食当たりの値段が高い。
多頭飼いや経済的に余裕がない場合は負担になってきてしまいます。 - 総合栄養食として販売しているものもあるが、数は少ない。
嗜好性や好みを追求している商品が多いので、おやつのようにご褒美としてあげるようにすれば良いと思います。 - ウェットフードばかりをあげていると、ドライを食べなくなる猫もいる。
ウェットフードの方が好む猫が多いので、あげすぎてしまうと贅沢猫ちゃんになって好き嫌いをするようになるので注意が必要です。
3.成分・原材料について調べる!
成分については、たんぱく質、脂質、食物繊維、ビタミンやミネラルの等の必要な栄養素がバランスよく含まれた総合栄養食であることはもちろん、原材料の表記順番や使われている添加物にも注目して見ています。
- 原材料の肉の種類と、表示順番
- 高タンパク、低脂肪、低カロリーのもの
- 下部尿路ケア用に低マグネシウムのもの
- 毛玉ケア用に食物繊維配合のもの
- 合成着色料などの合成添加物について
- 原材料の肉の種類と、表示順番をチェックする
肉類、ミート肉副産物、肉粉、ミートミールなど、曖昧な表記をしている場合は、人間が食べられない肉の総称である4Dミートを使用している可能性があるので避けています。
また、猫はもともと穀物を食べる動物ではないので、穀物のタンパク質をうまく消化できないと言われています。原材料は含有量の多い順に記載されているので、原材料の最初に穀物が記載されているものは出来るだけ避けるようにしています。 - 高タンパク、低脂肪、低カロリーのものを選ぶ
避妊去勢手術をした猫は太りやすいという傾向がある為、低脂肪、低カロリーで出来るだけ高タンパクなものを選ぶようにしています。 - 下部尿路ケア用に低マグネシウムのものを選ぶ
尿路結石の原因となるマグネシウムの量が調整された、下部尿路ケアに配慮されたものを選ぶようにしています。 - 毛玉ケア用に食物繊維配合のものを選ぶ
いも類やいんげん、またはビートパルプ(甜菜・サトウダイコンと呼ばれる野菜から取れる繊維質)などの食物繊維が配合された毛玉ケア用も選ぶようにしています。※ビートパルプは良くないという声もあるようですが、それらの情報は信ぴょう性に欠ける部分があるため実際の有効性の方を優先して選択肢に入れています。 - 合成着色料などの合成添加物について
赤色○号、青色○号、黄色○号などの記載は合成着色料のことで、人工的に色を付ける為の成分です。着色料は猫のためではなく、人間の見栄えとして添加されるものなので全く必要がないものだと思っています。また、添加物がすべて悪いものでもありません。品質を保持するために必要不可欠なものだったりするので、やみくもに怖がる必要はありませんが、合成添加物ではないものを出来るだけ選ぶようにしています。
今回は私たちが「猫ごはんを選ぶときに重要視しているポイント」を紹介させていただきました。原材料に関してはまだまだよく分からない点もあるので、情報収集しながらごはん選びをしています。
次回は、実際に選んで食べさせているフードの紹介をしていきたいと思います。
つづく。
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