野良猫を迎える方法-2(野良猫を懐かせる方法と、猫に触れたあとの注意点)

野良猫の迎え方

前回は、野良猫の迎え方第一弾として、心構えや、注意点などを紹介させていただきました。
まだ読まれてない方は、先にそちらからご覧ください。


今回は、徐々に距離を近くして実際に触れ合えるようになるまでの方法と、その際の注意点をまとめてみました。

野良猫の迎え方(野良猫を懐かせる方法)

徐々にスキンシップを取っていこう

何度もごはんをあげていくうちに、猫も心を開いていってくれるようになります。

個々によって慣れ具合が違いますので、様子を見ながら少しずつスキンシップを取っていきましょう。

人間の近くにいることに慣れていってもらう。

ごはんをあげる時、いつもよりも少しだけ近くをキープして、決して動かない。

もちろん大きな声でしゃべらないこと。

近くにいても何もされないというのを理解し、自分たちには危害を加えない存在なのだということを覚えてもらいましょう。

猫の近くでごはんをあげることが出来るようになったら、少しだけ触れてみる。

触れる際のタイミングは、ごはんに夢中になっている時。

ポジションは、猫に対して正面からではなく、サイドからがいいでしょう。

撫でるよりも、優しく触れるだけで様子を見てください。

大丈夫そうなら、頭や首、背中を徐々に撫でてあげてください。

警戒して離れてしまうかもしれませんが、焦らず少しずつスキンシップを取るように心がけましょう。

撫でられることに慣れていってもらう。

人馴れしていない猫は、撫でられるということ自体に慣れていません。

撫でられることが気持ちいいという感覚になるのもかなり時間が経ってからでしょう。

完全にその人のことを信用してからでないと難しいように思います。

慣れてきたかなと感じても、反射的に逃げてしまうこともあります。

無理やりに撫でるのではなく、自然に少しずつ撫でてもらうことに慣れてもらいましょう。

猫の気持ちを理解する。

「撫でてあげると反射的に逃げてしまう。けれどまた近くに寄って来てくれる。」これは、猫自身が少しずつ慣れようとしていたり、撫でてもらいたくて行動に移しています。

猫のいろいろな行動や表情を観察していくことで、徐々に、その猫の気持ちが理解出来るようになっていきます。

少し離れて座っている猫も、実は撫でて欲しいと思っていることに気づくことがあります。

でも、正面を向かれて待たれてしまうと、こちらに寄って来れないのです。

そんな時は、あえて背中を向けてしゃがんで待ちます。すると、猫の方から近づいてきてくれるのです。

みけママのアピールはこうだった

一番懐くのに時間のかかったみけママは、子猫たちやとら吉が撫でてもらっている間、いつもひとりだけ距離を取ってこちらを見ていました。

自分からは寄って来れないのです。こちらから近づいても逃げてしまいます。長い間、ごはんをあげる時にしか触れることが出来ずにいました。

でも、少しずつ反応が変わってきているようにも感じていました。ある日、いつものように猫たちを撫でてあげている時、ママがどさくさに紛れて近づいてきて、背中越しにすりっと触れて、また距離を取ってこちらの様子を見ているのです。

撫でてもらうことが嫌でないということに気づいた私は、あえて背中を向けてしゃがんで待つことにしました。すると、また、猫たちのどさくさに紛れてそばに寄ってきてくれたのです。

ごはんをあげ始めてから半年近くかかったと思います。

猫の顔の前に人差し指をかざすのは危険!

猫同士があいさつをするように、こちらの人差し指の匂いを嗅がせるように猫の鼻に近づけてあげるというようなことが書かれている記事をよく見かけますが、警戒して引っ掻かれてしまう場合があるので気を付けてください。

相当慣れた野良猫でない限り、難しいと思っておいた方がいいと思います。

野良猫の爪は鋭い…

私達がごはんをあげていた4匹は、皆、人差し指であいさつする方法は全く出来ませんでした。すぐに手が出て鋭い爪で引っ掻かれました…。

ある程度撫でてあげることが出来る関係になってからも、正面からごはんのお皿を置こうとするだけでも反射的に手が出てくるのです。

人間の手に対する恐怖が相当あったのだと思います。特にみけママの手の速さは凄まじいものがありました。

野良猫に触れた後の注意点

野良猫は、どんな病気にかかっているかわかりません。着ている服にマダニノミがついてしまう可能性もあります。

以下のことに注意をして下さい。

  • 家に入る前に衣類をたたいて落としましょう。
  • 帰宅したら、まず石鹸で手洗いをしましょう。
  • 出来れば早めに入浴して、身体を綺麗に洗いましょう。
  • 引っ掻かれた場合、傷になるような噛まれ方をした場合は、きちんと消毒をしましょう。
  • 傷の治りが悪かったり、何か体調面で異常を感じた場合は、躊躇せず病院に行きましょう。
  • 着ていた衣類は洗濯をしましょう。

今回は野良猫の迎え方第二弾として、徐々になれさせていく方法までをお伝えしました。

次回は、実際に家猫にするまでの方法を紹介していこうと思います!

つづく。

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