もともと野良猫だったとら吉とまだら。
とら吉は2年ほど、まだらは半年ほど野良として外の環境で暮らしていました。
とら吉は野良生活が長かったためか、「野良の習性」というものが今も抜けずにいるところがあります。
一緒に暮らすにあたって、気を付けてあげたほうがいいポイントを紹介していこうと思います。

一緒に暮らして気づいた、野良の習性。
ごはんへの執着。
ごはんを満足に食べられない過酷な環境で生活していた為か、ごはんに対する執着が凄いので、私たち人間が気を付けてあげないといけないことが沢山あります。
[野良の習性]ごはんをあげたらあげた分だけ食べてしまう。
とら吉には、「お腹いっぱい」という言葉はないかもしれません。
あればある分だけ食べてしまいます。まだらがごはんを残すもんなら、間違いなく食べ尽くしてしまいます。
一方まだらは、野良生活が半年ほどで、毎日ごはんをもらえていたのでひもじい思いをしたことがありません。ごはんの味に飽きてくると残すことがありますし、グルメちゃんになりつつあります。
- ごはんを食べ終わるまで見届ける。
- 残したごはんはそのままにしない。
[野良の習性]袋に入っている食べ物を狙っている。

これは猫のごはんに限らず、袋に入っている食品すべてで言えることです。中身が何かは関係なく漁ってしまう可能性があります。
とら吉は間違いなく漁ります…汗。
「袋の中に美味しいごはんが入っているかもしれない」ということをすでに学習しているのです。
実際、猫のおやつの袋をちょっとしまい忘れていたら、ビリビリに破かれて、食い尽くす勢いでむさぼりついているのを発見したことがありました…。
中身が猫ごはんや猫おやつだった場合はまだいいですが(良くはないですが)、猫にとって危険な食べ物だった場合でも自ら口にしてしまう可能性が十分にあるので気を付けなければなりません。
- 手の届かない、猫が飛び乗れないような場所にしまう。
- 引き出しや扉のついた場所にしまう。
- しまい忘れ、置忘れに十分注意する!
※手の届かない場所といっても、猫は高いところが好きですし、容易に届いてしまう可能性があります。扉のついた棚などにしまった方が安全です。
[野良の習性]生ごみに気を付けよう。
野良生活が長かったとら吉。ごみの日には必ずと言っていいほど姿を現していました。
今では朝晩きちんとごはんをもらえて、ひもじい思いはしていないはずなのに、今も生ごみを漁るというくせは抜けていないのです。
気を付けなければいけないのはシンクに残った生ごみや、ごみ箱です。特に肉や魚の匂いに敏感なので、匂いが漏れないような対策が必要になります。
- ごみ箱はすべて蓋付きにしている。
- シンクに三角コーナーは使用しない。
- 排水口ネットは使用。野菜くず以外は入れずに、出来るだけ溜めずに捨てる。
- 生ごみ(肉魚以外)は防臭袋に入れて縛ってからごみ箱に捨てる。
- 肉魚類のごみ(パッケージのラップなども)は、防臭袋に入れて、ごみの日まで冷凍庫へ。
- 肉魚類を買ったときに付いていたトレーは念入りに洗ってから捨てる。
- 缶詰は洗っても匂いが落ちないことが多いので、袋に入れて縛ってからごみ箱に捨てる。
※ごみ箱を倒して漁ることもあるので蓋付きだからといって安心せず、匂いが漏れない対策が重要だと思います。特に夏場は要注意です!ごみの日まで冷凍庫に保管することにしてからは、漁る心配がかなり減りました。
BOS驚異の防臭袋…
うんち用に買った防臭袋を生ごみ用にも使用しています。
SSサイズが丁度いいです。パッケージもシンプルで好きなので、ずっとリピートしている商品です。
☟ごみを漁ってしまった話はこちら。YouTube 事件発生!?犯人はだれ?
[野良の習性]人間の食べ物を狙っている。

キッチンにも野良猫出身の猫には堪らない食べ物で溢れています。
ふと目を離した隙に、キッチンに登って人間のごはんに手を付けてしまうことがあります。
とら吉は鼻炎気味ですが、鼻はいいです。
お腹が空いている有無に関わらず、いい匂いに敏感に反応します。
さらに、ごみ箱やごみ袋など、食品の匂いに釣られるのか、食べられるものがあるかもしれないと漁ってしまいます。
そうさせないためには、私たちが対策をしていく他ありません。
人間の食べ物の中には、猫にとって危険なものが沢山あります。
そのままの食材だったら口にしないようなものであっても、調理された状態になると好んで食べてしまうことが大いにあるのです。
多めに作って残った料理や、お鍋の残りなど、蓋をしていても匂いを嗅ぎつけてしまいます。
そのままの状態で置いておくのは危ないので、何かしらの対策が必要になります。
- キッチンに食材を置きっぱなしにしない。
- 残った料理などは、冷蔵庫または、手の届かない場所に移動させる。
- 後でしまおうと思っていると忘れてしまうことがあるので、すぐにしまう習慣をつける!
※こちらが目を離した隙を狙ってキッチンに登るので、物音に気付いて私たちが慌てて見に行くと、案の定手を付けた後だったりするのです。
とら吉はこちらの気配に気づくとさささ~っと逃げていきます。自分でもいけないことをしているという自覚はあるので、人の目を盗んで行動に移します。
とら吉の野良で染みついたくせを辞めさせることは難しいと感じています。
くせを発動させないためにも「すぐにしまう習慣をつける」というのはとっても重要なことなのだと思うのです。
☟動画はこちら YouTube 猫に与えてはいけない食べ物。
ここまで話してきたことは、我が家で起きた出来事であって、野良猫から家猫になったすべての猫ちゃんに当てはまることではないかもしれません。さらにもっと上を行く子もいるかもしれません。
野良猫だったという理由とは関係なしに、いたずら好きな猫もいるでしょうし、食べ物以外のものでも興味を持ってしまいボロボロにされてしまうことだってありますよね。
今まで興味を持っていなかったものが、急に興味を持ち始めることもあるので、油断は禁物です。
いたずらされて困るものは出しっぱなしにしないとか、普段からいろんな可能性を考えて先に対策をしておくというのはとても大事なことだと思います。
野良で染みついた習性というのは一生変わらないかもしれませんので、今後も対策を継続してしく必要がありそうです。
でもそれは、猫の健康を願ってのことですので、苦になることなく自然と出来てしまうのです。
おしまい。
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