体が柔らかく、いろいろな座り方を見せてくれる猫。
見ているだけでこちらもほっこり癒されてしまいますよね。
実はそれぞれの座り方には意味があって、普段の何げない座り方を観察することで、猫の心理状態を知ることが出来てしまいます。
今回は、猫の座りの中でもよく見かける、「エジプト座り」についてご紹介します。
猫の座り方「エジプト座り」
エジプト座りとは
猫の座り方の中でもよく見かけることがある、もっともスタンダードな座り方。
エジプトの神話に出てくる猫の女神「バステト」が猫の姿をしている時の座り方と同じであるため、名前の由来となったと言われています。
犬の「おすわり」と同じような座り方ですが、手(前足)の置き方が少し違います。
犬の場合は左右の前足の間に隙間があることが多いですが、猫の場合は両腕(両前足)をぴったりとくっつけて座ります。
両手を揃えたこの座り方は、なんだがお行儀がよく見えますよね。
「エジプト座り」をしている猫の心理
このエジプト座りを見せている時の猫の心理としては、「少し落ち着いていますが、やや警戒している状態」であることが多いようです。
外で出会う野良猫ちゃんがこの座り方をしていることが多いように思うのは、警戒心を持っているからということなのですね。
ただ、警戒している時に限らず、「何かに興味を持ったり、期待していたりする時」にも見られる座り方です。
エジプト座りをしている時の猫は、周りの様子をよく理解しようと、センサーを張り巡らせているのかもしれません。
エジプト座りの応用「しっぽ巻き座り」
エジプト座りの応用で、「しっぽ巻き座り」または「巻き座り」というのもあります。
「しっぽ巻き座り」は「エジプト座り」をしてから、しっぽを体に巻きつけた座り方です。
これは不安を感じていたり、怖いことがあったり、より強く警戒している時に見られることが多いようです。
ちなみに…
こちらは、我が家のまだら。
シュッと揃えた両手がお行儀がよく、見事なエジプト座りですね!
そしてとら吉は、こんな感じです。
あれ?ちょっと待って、
両腕の間に隙間があるような…
も、もしかして…、
うん!
たぶん、高い確率で犬ですね!
おしまい。
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