野良猫を迎える方法-1(心構えと注意点、野良猫を懐かせる方法)

野良猫の迎え方

我が家のとら吉とまだらは、もともと近所で暮らす野良猫でした。

初めから家族に迎えようと思っていた訳ではなく、今思えば成り行きでそうなっていったというのが本当のところです。

このブログを読んで下さっている方の中にも、猫が好きで一緒に暮らしたいなと考えていらっしゃる方がいるかもしれません。

ペットショップに足を運んで子猫を買うことを検討されている方もいるかもしれません。

そんな方に向けて、少しでも何かの参考になってくれればいいなと思っています。

野良猫の迎え方

始めに知っておいてほしいこと。

猫が好きだから、猫が好きだけど家では飼えないから、お腹空かせていて可哀そうだから…それだけの理由で安易にごはんをあげないでください。

その猫と、その先の未来のことにも責任を持ってほしいのです。

今後、家族に迎えたいと考えているとか、保護して里親を探すつもりだとか、不妊手術をして地域猫にさせるためだとか、そういった責任です。

また、病気を持っている可能性も十分にあります。そういったことまで考えてから行動してください。

先ほども書きましたが、私達は成り行きでそうなっていきました。

もしかしたらこんな事言える立場ではないのかもしれませんが、私達がこういう経験をしたからこそ分かることがあると思いますし、知っておいていただきたいことなのです。

もし、野良猫を懐かせて、家族に迎えたいと考えている方がいましたら、ぜひそうしてあげてください。

外の暮らしは想像以上に過酷で危険です。野良猫の寿命は平均3~5年と言われています。

病気にかかっている可能性もありますが、家猫として安心して暮らせるようになれば、もっともっと長生きすることが出来ると思います。

また、今では保護猫カフェや、譲渡会なども各地で行われるようになってきました。そういった場所では、いろいろな子達と出会うことが出来るので、利用してみてはいかがでしょうか。

野良猫も保護猫も皆可愛いです。そして皆同じ命を持っています。

野良猫、保護猫を迎えることで、不幸な猫を減らすことが出来るのです。保健所に預けられ殺処分される子を救うことが出来るのです。

ペットショップで猫を買う他にも猫を迎える選択があるということをぜひ知っておいてください。

とら吉とまだらとの出会いと、家族に迎えることになった経緯は以前のブログでお話しています。

ぜひ、そちらも一緒にご覧になってください。
Blog「野良猫にごはんをあげる」ということ片目猫、まだちゃんの話

まずは野良猫を懐かせよう。

道で野良猫に出会った時、こちらのことなど全く気にしてないような素振りでくつろいでいる姿を見かけることがあります。

でも、一定の距離まで近づくとぱっと逃げられてしまいます。

野良猫は、もともとごはんをもらえている環境があるかどうか、餌やりさんがどの程度その猫に接触しているかなどによって、人馴れしているかの度合いが変わってくるように思います。

また、子猫の時、母猫がどの程度人馴れしていたかによっても大きく変わる気がします。

野良猫と接する時に注意すべきこと。
出来るだけ露出のない服装で。

外で暮らす野良猫は、どんな病気にかかっているか分かりません。マダニやノミがいる可能性も十分にあります。肌の露出が少ない格好で、素材も出来ることならツルツルしたものの方が良いと思います。ニットなどの素材は、爪が引っかかることもあり、猫もパニックになってしまうので気を付けてください。

匂いの強いものは身に着けないようにする。

猫は匂いに敏感です。香水や香りの強いハンドクリーム、柔軟剤の香りなどにも気を付けましょう。

優しい声で話しかけてあげる。

大きな声は禁物。話しかけてあげる時は、トーンを少し上げて優しい声で話しかけてあげてください。

目は合わせないようにしましょう。

目をじっと見つめるということは、敵に威嚇する行為である、と認識しましょう。野良猫は視線に敏感です。慣れてくるまでは仮に、猫がこちらに視線を送っていたとしても、あえて気づかない振りをして、目線をずらしましょう。

猫のそばでは、大きな動きはしないようにしましょう。

大きな動き、激しい動きにびっくりしてしまいます。しゃがんで出来るだけ身体を小さく見せるようにください。

人馴れしていない猫の場合は、距離を取ってあげましょう。

決して撫でてあげようとするような素振りを見せてはいけません。遠くでそっとしゃがんで見守りましょう。大きな激しい動きは余計に警戒してしまいます。第一印象はかなり大事です。そして、時間をかけながら少しずつ距離を短くしていきましょう。

人馴れしていない猫はこんな反応

まだらのお母さんのみけママに初めてごはんをあげた時、ごはんをあげようとする素振りを見せたとたんにニャーニャー鳴いて訴えてきました。相当お腹が空いていたのだと思います。

でも、近くに寄ってくることが出来ないのです。みけママは人馴れしていない猫だったようです。

何とかしてごはんが欲しい…でも怖い…そんな状態だったのだと思います。

かなり警戒しているのでごはんを置いて少し距離を取ってみました。

すると、恐る恐るごはんに近づいて、ほんの少しだけ口にしてすぐに離れてしまうのです。口にしては離れて、また口にしては離れて…というのを最後まで繰り返していました。

警戒されながらでしたが、ごはんを、食べてもらえることが出来たので安堵したのを覚えています。

懐かせていく方法として一番有効なのは、やはりごはん。
ごはんは、猫用のキャットフードを用意しましょう

出来ればフードを入れるお皿も用意して下さい。そして、食べ残しは必ず回収すること!蟻やハエなどの虫、ネズミなどの小動物が寄ってきてしまう可能性があります。

綺麗な水を用意しましょう。フードと同じようにお皿も忘れずに

ドライフードだけでは水分が足りませんし、外で暮らす猫たちは普段から、雨水の溜まったバケツの水や、水たまりの水などしか口に出来ていません。必ず飲んでくれるとは限りませんが、一緒に用意してあげてください。

「ごはんをくれる人」と認識してもらおう。

何度かごはんをあげていると、「この人はごはんをくれる人」と認識してくれるようになります。出来るだけ同じ時間、同じ場所であげるようにしてください。人馴れしていない猫も、ごはんをくれる人が来たと分かると、自分から姿を現してくれるようになります。

「認識してくれる」とこうなる

みけの出産後は、子猫のまだら白黒を連れてごはんを食べるようになっていました。

その頃には、みけの姉弟のとら吉も姿を現すことが増えてきました。

全員が揃うことは稀でしたが、猫たちは徐々に私の自転車の音を聞き分けるようになっていました。

自転車で走っているとどこからともなく集まってくるのです。

人間のごはん、食べ残しを与えるのはやめましょう。

人間の食事は、猫にとっては危険な食材がたくさん含まれています。中毒症状が出たり、命の危険がある食材が含まれている可能性があります。

ショック!ママと子猫たちがもらっていたのは…

ある夜、いつものようにごはんをあげようと猫たちを探していた時、すでに誰かに何かをもらったあとだったようなのですが、それはなんとラーメンの残飯でした。

猫たちはそれを夢中になって食べていました。

私が後ろから声をかけても無視状態です。無視されたショックも少なからずありましたが、猫にラーメン…、あり得ません。猫は残飯処理係ではありません!

今回は野良猫の迎え方第一弾として、心構えや注意点など一部を紹介させていただきました。

次回は、徐々に距離を近くして実際に触れ合えるようになるまでの方法と、その際の注意点をまとめたいと思います。

ぜひご覧になって下さい。

つづく。

続きはこちら☟

猫に与えてはいけない食べ物はこちらで紹介しています。

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